BLACK CELEBRATION Part3 Hypertext Version

更新停滞で時機を逃し間が抜けちゃった気もしますが…（笑）
暗黒セレブ (*1) part3は、Hypertext Version (*2) です
　*1 BLACK CELEBRATIONの短縮形
　*2 別名Metatext Version、または「犯人はおまえだ」ヴァージョン

2xxx年3月20日、その日は数日間続いた重力嵐 (*3) が止んだ。
人々は、穴蔵(地下のシェルター)から這い出てきて灰だらけ、泥だらけの顔を見せる (*4)。
太陽の光は、か細い。最終世界大戦の後、放射能灰が世界を覆い隠してしまった (*5)。
だが、人々は宴の日を忘れていなかった。
　*3 ソネブロ名物
　*4 H.G.ウエルズ「タイム･マシン」に登場するモーロックのイメージ
　*5 P.K.ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」、または、その映画版リドリー･スコット「ブレードランナー」

会場は、Tokyo Destiny Land (*6)。兵どもが夢の跡 (*7) …今や廃墟と化したこの場所からは、ネズミの魔物 (*8) さえ退散してしまった。
朽ち果てたサンドリヨン (*9) 城を背景にした仮設ステージ (*10)。ここで名もなきバンドが朝からパフォーマンスを繰り広げる。聴衆の罵詈雑言を浴びながら…　確かに、ひどい演奏だ。もはやまともな楽器は手に入らなくなってしまった。
　*6 ゲーム「真・女神転生」
　*7 松尾芭蕉「奥の細道」
　*8 ピカチューではない
　*9 別名「灰かぶり姫」、または「シンデレラ」
　*10 アリスのティーパーティもすぐ近くに

奴らが出現したのは、宴の終了間際。その頃には、持ち堪えていた天候が悪化、酸性雨が断続的に降り注ぐ…　だが、誰も帰ろうとしない。そう、皆奴らのギグを待っている…
そして、やがて聞こえて来たのは、古びた電子音…　これは、伝説のギズモトロン (*11) !
さあ、登場だ、God's Alibis。見事に「神の不在」を証明 (*12) してみせるがいい。でないと、欲求不満の聴衆から石のつぶてを喰らう…
ゴングは厳かに鳴った。
　*11 水をかけるとグレムリンに変身
　*12 主なものに、ontological argument（本体論的証明）とcosmological argument（宇宙論的証明）

演奏曲は、
1.ブレーク･オン･スルー
2.ライダーズ･オン･ザ･ストーム～Rapture Riders
まずは、ドアーズ･ナンバー。ジム･モリソンの魂がいきなりブリクサに憑依、燃え上がったテンションで、一気に「知覚の扉」(*13) を突き破れ!
2曲目では、（お約束の）天然モノの効果音…雨はますます勢いを増し、いつの間にか雷鳴さえも響き渡る(*14)。
途中からはfeaturing ローリー女史、ずぶ濡れになりながら、ラップ+ドラム･ダンス (*15) のパフォーマンス。
　*13 オルダス･ハクスレー「知覚の扉」、さらにウィリアム・ブレイク｢天国と地獄の結婚｣
　*14 1971年7月17日東京後楽園球場でのグランド・ファンク・レイルロードのコンサート
　*15 ドラム音を発する電子装置を取り付けた｢ドラム・スーツ｣をまとって、踊りまくる

続いて、各メンバーが持ち歌を披露。ただし、ローリーは、慎ましくもヴェルヴェット (*16) の曲を選択。オマケ付き。
3.タンツ･デビル 「虚弱に踊れ」(*17) ヴァージョン
4.人生は野菜スープ ヒステリー･ミックス (*18)
5.アマチュア･アワー
6.ヨーロピアン･サン～ライフ･イン･トウキョウ (*19)（パート３）(*20) ～ヨーロピアン･サン
　*16 ローリーの夫は、もちろんルー・リード（ex.ヴェルヴェット・アンダーグラウンド）
　*17 武村知子「ブリクサ・バーゲルド飛廻双六」より
　*18 ヒストリー・ミックスは存在
　*19 「ヨーロピアン･サン」つながりでJAPANへ
　*20 パート1、パート2は存在

次に始まったのはエレポップ大会。メタル・パーカッションが濫用され、無機質な曲もバトル･モードに変身。
7.ヨーロッパ特急～メタル･オン･メタル (*21)
8.ストレンジラヴ Pain Mix (*22)～フェイム'06remix
9.LOVEオン･ミー メタル･ミックス (*23)
10.愛の残り火 (*24)
ブリクサの「すべてのマッド・サイエンティストに捧ぐ」(*25) というMCの後、「ストレンジラヴ」がスタート。
大ヒット曲「愛の残り火」では、アクシデントも発生。演奏中、どこからともなく起こった「ドンチュ～ウォンミベイビ～♪」の大合唱、これにブリクサが怒髪天を突き (*26) 、大爆発。「俺がヴォーカルなんだから、お前らは黙ってろ!　幻想抱いてんじゃねえ!」と（ドイツ語で）怒鳴って奥に引っ込んでしまうという結果に…
　*21 「ヨーロッパ特急」からメドレーで続く、メタル・パーカッション・ヴァージョン
　*22 「ストレンジラヴ Pain Mix」は、サンプリングで「フェイム」を使用
　*23 元ネタは、もちろんABBA、ここではインフォメーション･ソサイエティのヴァージョンを使用
　*24 ヒューマン･リーグは、自称エレクトリックABBA
　*25 Dr. Strangelove:Or How I Learned To Stop Worrying And Love The Bomb「博士の異常な愛情」
　*26 ブリクサの髪は、最初から直立猿人

30分ほど経過、雨足も弱まり、再びメンバーが登場。さっきの暴言もケロッと忘れ、ブリクサは「愛の残り火」に対するアンサー･ソングを歌い出す。
11.アイ･ウォント･ユー シーズ･ソー･ヘヴィ･メタル･ヴァージョン (*27)
12.レボリューション666 (*28)
13.狂気の世界 UNDERWORLD MIX (*29)
14.アナザー･ブリック･イン･ザ･ウォール（パート4）(*30)
15.マックスウェルズ･シルヴァー･ハンマー (*31) Bang A Gong (*32) ヴァージョン
16.ヘルター･スケルター シャロン･テート殺人事件 (*33) ヴァージョン
17.ハッピネス･イズ･ア･ウォーム･ガン
あとは、大団円に向けてひたすらヒートアップ。メタル・パーカッションの攻撃力も急上昇。会心の一撃を連発、無敵状態に。
そして、真のラスボス=神 (*34) もあっ気なく葬り去り、無事エンディング。
　*27 「アイ･ウォント･ユー」の原題は、I Want You (She's So Heavy)
　*28 レボリューション1とレボリューション9は存在
　*29 WORLD MIXは存在
　*30 パート1～3は存在
　*31 ビートルズ唯一（？）のメタル・パーカッション･ソング
　*32 T.レックスの「ゲット・イット・オン」の、アメリカ発売時のタイトル
　*33 女優シャロン･テートの殺害犯マンソンは、犯行の動機として「ヘルター･スケルター」に言及
　*34 Y.H.V.H.

最後にお約束、アンコールの1曲（18曲目）は、
Black Ceｌebration「ブラック･セレブレーション」/Depeche Mode
極めつけのBlack Tulip Mix (*35) でどうぞ

　*35 他に、Liveも存在

伝説の勇者God's Alibisゴッズ･アリバイズについては、こちら↓
http://blog.so-net.ne.jp/mobilesamurai41/2005-08-06

メンバー紹介

ブリクサ容疑者　　 ウンルー容疑者

10cc÷2＝ゴ奴隷&苦情（クレーム）

夢見るローリーちゃん

分身の術を使うロン兄さん

挑発する偽救世主 (*36) モバサム41
　*36 最終大戦後の世紀末無法地帯に忽然と現れた、博愛主義者。献身的に医療活動を行う。木人形（デク）を操るのが趣味。北斗4兄弟の次兄のものまねが得意。「おれは天才だ!!」が口癖。

コメント 20

予想を裏切るにも程があります(笑)
by yubeshi (2006-04-04 22:37) 

続くPart4は、Metemetatext Versionです(笑)
by モバサム41 (2006-04-05 00:42) 

パパパ・・・Part4・・・まで・・・
すごいです。
（横レスすみません）
by (2006-04-05 01:13) 

パート33 1/3「最後の侮辱」Versionまで続きます(笑)
by モバサム41 (2006-04-05 01:39) 

あはははは！　ブリクサとウンルーは『容疑者』なんですか？
Tokyo Destiny Landで繰り広げられるギグ、観たいような怖いような…
複雑な心境です＾＾；
by beelzebub (2010-06-17 21:32) 

ベルさん、こちらもお返事遅くなって申し訳ありません。
ブリクサとウンルーは…人相悪いのでしかたないと思います（笑）
このスペシャル・ギグなら、ベルリンでやっても必ず駆けつけますよね?!
by モバサム41 (2010-06-20 19:12) 

ブリクサは今ではすっかり丸くなってしまったので人相は悪くないと思いますが、ウンルーは体型キープしているので相変わらず人相悪いですね…
褒めてるんですよ（何処がじゃ）
>このスペシャル・ギグなら、ベルリンで…
あぁ、でも１人旅はやっぱり怖いです（汗）
by beelzebub (2010-06-20 22:13) 

God's Alibisは（当たり前ですが）あくまで架空のバンドで、メンバーも全盛期を想定しています。
ブリクサもウンルーも一番とんがっていた時代ということで「容疑者」確定です。

by モバサム41 (2010-06-22 08:29) 

ご使用のイラストは８９年のアルバム『Haus der Lüge』のジャケット内側に載っていたものですね。
ウンルーは余り変わってないけど、ブリクサが…
by beelzebub (2010-06-22 20:07) 

イラストは、確かそうですね。
ただ、同じものがBOX　SETのインナーにも転用されていたので、それを使っています。
ブリクサの最近の様子は知らないんですけど、そんなに凄いことになっているのですか？
by モバサム41 (2010-06-23 20:03) 

>BOX　SETのインナーにも…
そうなんですね。
ブリクサは…ホントに今すんごいことになってます（泣）
http://www.youtube.com/watch?v=ijHJ5ylKsMo&feature=related
多分これ今年の４月の動画だと思うのですが。
お願いだ！　ダイエットしてくれえぇぇ！
by beelzebub (2010-06-24 23:00) 

う～ん…（絶句）
ま、悪い人ではなかったようですね。
（それくらいしかほめるところがない…）
by モバサム41 (2010-06-25 23:32) 

顔立ちそのものが綺麗なのは相変わらずなんですが…ってちょっと贔屓目に見過ぎ？
仮に私があんなに美しく生まれていたら、もっと体型に気を遣います！
by beelzebub (2010-06-26 00:26) 

アバターもエクボってやつですね。
体型は後天的なもので本人の努力次第でなんとでもなると信じられてますが、ある一線を超えちゃうともうどうにもならないのかもしれません。
わかりませんが…
by モバサム41 (2010-06-26 22:03) 

体型は本人の管理次第ですが、確かに限度を超えてしまうとどう仕様もないかも…
それにしてもブリクサが肥り具合ではロバート・スミスといい勝負をしてしまうようになるとは思いもよりませんでした。
by beelzebub (2010-06-27 07:20) 

あとは、やっぱり「人に見られる」というのが大切なんだと思います。
人に見られることがなくなれば、どうでもいいかってことになってしまう。
太ったロバスミは愛嬌があってまだいいですが、愛嬌のあるブリクサはあんまり見たくない気が…（笑）

by モバサム41 (2010-06-27 12:54) 

そうですね「見られる」緊張感って大事です。
ロバートは８５年から肥り始めたから私も諦めているんですが、ブリクサは基が良いだけに諦め切れません＾＾；
愛嬌のあるって言うキャラではないですね。
by beelzebub (2010-06-28 19:45) 

ベルさん、お返事遅くなって申し訳ありません。
ブリクサには、いつまでもとんがったキャラクターでいて欲しいです。
なので、最近のちょっと文化人ぽいノリには違和感があります。
デビシルの文化人ぽい持ち上げられ方は、別の違和感（「あのアイドルが…」ってな感じ）で好ましく眺めてます。
by モバサム41 (2010-06-30 22:27) 

日本のファンの中では、やはり８５年当時のとんがったブリクサのイメージが強いんでしょうねぇ。
http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%e3%83%96%e3%83%aa%e3%82%af%e3%82%b5%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b2%e3%83%ab%e3%83%88
上URLでも『文化人として名声を得るようになったこともあり、反発や失望を感じる人間(主に過去のファン)も少なくない。』とあります。
by beelzebub (2010-07-01 22:25) 

紹介していただいたサイトはとても参考になります。
名前の由来なんて今まで知りませんでした。
結婚相手なんかも初めて知りました。
ありがとうございます！
by モバサム41 (2010-07-02 07:13)