戦国SARAVAH

実写版「カムイ外伝」が現在上映中ですが…(ヒットしてるのかな？)
この作品(原作)の哀しみが「現代人」にどこまで理解できるかはビミョーなところです

さて…
せっかくなんで、うちにある白土三平作品を紹介しておくと、以前紹介した「サスケ」と、
そして、最近オークションで手に入れたこちら


忍者旋風シリーズ　真田剣流　壱
忍者旋風シリーズ　真田剣流　弐

まあ、相も変わらずのネタでどうもすみま…
いや、開き直って行くことにしましょう
電源オン、スキャナー作動！


真田忍群のうちから、猿飛、霧隠、穴山小助の三勇士
「真田剣流」の主人公、少女忍者桔梗
そして、親分の真田幸村…
この絵が示しているように、佐助はサル(＝孫悟空)でトリックスター、才蔵はニヒルなクール･ガイ、そして幸村は天才軍師なんだけど(外見的には)地味な、ただの中年オヤジとして描かれるのがこれまでの常でした(「真田剣流」では、白髪三千丈…ちょっと「枯れ」過ぎな気もしますが)

ところが、そんな地味なオッサンが21世紀に突入してからなぜだか突然変異
端緒は、コーエーの戦国無双シリーズ
コーエーときたら三国志ですが、幸村は見事に「趙雲」化＝美丈夫化してしまいます


そして、戦国無双に対抗して製作されたカプコンの戦国BASARAシリーズでは、キャラクターまで大変換
猪突猛進型の若武者として登場(史上最もIQの低い「天才軍師」という噂です)

(背後には、史上最もやる気の無い猿飛佐助と、「おやかたさま～」武田信玄の姿も見えます)

おやかた…いや、おかげさまで、最近の「歴女」さんたちに支えられた戦国武将ブームでは、真田幸村は信長や秀吉、家康といった天下人を抑えて人気ランキング堂々の第1位なんだそうです(朝日新聞･土曜全国版「be」4/18付)
永年のファンとしては、つい小言をはさみたくもなる部分もないわけではありませんが…直江兼続や石田三成の人気も上昇中ということで、従来無視され続けてきた「負け組」にスポットが当たっていることに素直に賛同を表明しておきます

今日の1曲
BASARAときたらSARAVAHです
…ということで、前から欲しかったこのコンピをやっと手に入れました

サラヴァの10年　紙ジャケット仕様
この中から…
一番有名な曲はやっぱりこれでしょうか
元祖ウィスパリング･ヴォイスをクロディーヌ･ロンジェと争う(？)ブリジット･フォンテーヌです
Comme A La Radio 「ラジオのように」/Brigitte Fontaine
http://www.youtube.com/watch?v=3WfVir1_Edc