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ロンドン66-67 [ミュージック]



…急に聴きたくなりました(アップするのが1日遅れてしまいました)

今日の1曲
See Emily Play 「エミリーはプレイガール」/Pink Floyd


この人もロック史における「伝説のアイコン」の一人ですね
カーリー・ヘアのよく似会う端正な容貌と特異な才能を備えながら、精神のバランスを崩し奇行を重ねた「狂える金剛石」、シド・バレット
私が物心ついた時には、彼はピンク・フロイドを離れて数年経過、消息不明となっていました
しかし、一般ピープルは存在を失えば跡形もなく消え去りますが、彼は属性が通常とは真逆、不在がますます「伝説」を増幅し、不気味な輝きを放っていたものです
空洞の甲冑を身にまとった「不在の騎士」シドの冒険は、死してなお続いているのかもしれません

古いLDですが…(うまく写真が撮れなかったので、拾った画像です)
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THE PINK FLOYD LONDON 66-67 dedicated to Syd Barrett
ピンク・フロイド ロンドン66-67
現在は、DVDで出ているようです

上記作品のトレーラー(予告編)として、こちらもご覧ください
Interstellar Overdrive 「星空のドライヴ」 Part 1
Interstellar Overdrive 「星空のドライヴ」 Part 2

11月9日夕刻、オレはロンドンのとある画廊を訪れた。異国出身の女流芸術家による「未完の絵画と彫刻」と題した個展のプレビューが開かれていると聞いたからだ。画廊は人も少なく、オレは誰にも邪魔をされずにゆったりと作品を眺めることができた。ただ、前衛芸術につきものの押しつけがましさ、それは芸術そのものにつきまとっているのかもしれないが、とにかく、そんなものを感じて、オレの居場所はここにもないのかとうんざりし始めた。早々に見物を切り上げようと出口に向かった。そこには場違いな梯子が一つ置かれてあった。それは天井にぶら下がっている1枚の絵を見るためのもので、入る時にも、もちろんそいつを目にしたんだが、子供騙しみたいでちっとも覗く気になれなかった。けれど、帰り際に、笑い話のネタとしてそいつを拝んでおくのも悪くないと思って、登ってみた。天井には絵ではなく白い紙切れがかかっているだけで、それを小さな虫眼鏡越しにのぞくようになっていた。その紙切れに書かれていることは、オレにはおおよそ見当がついたので、やれやれという気になった。しかし、途中で引き下がるのもなんだか無様なので、仕方なく義務を遂行することにした。
…そこには、ただ一言、「YES」と書かれてあった。オレは、思わずあっと声をあげてしまった。
階段の下では、東洋の魔女のような、強い瞳を持つ女がオレを見上げていた。抗うことはできなかった。すでに魔法はかかっていた。

恒例の画像使い回し(でも、サイズは縮小しました)
PIC00004'.jpg
夜明けの口笛吹き 40周年記念デラックス版CD3枚組完全限定盤


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