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トリスターナ [ブック]




年が明けてしまいました

アーサー王伝説三部作にさっさとけりをつけなければなりません

最後を飾るのはこれです

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歴史人物笑史 「爆笑アーサー王」 光栄

…なーんて、いつもの調子でフェイントかけてると、年間22作品という最低記録を連続で更新してしまいそうなので、本年は態度を改め、粛々と記事を作成していくことにします

真のエンディング(笑)は、こちらです

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ワアグナア「ロオエングリイン トリスタンとイゾルデ」 岩波文庫

トリスタン:
おおそうです、私たちは
夜にささげられた者なのです。
たくらみふかい
妬みぶかい昼は、
いつはつて私たちをひきはなすことはできたけれども、
もうそのいつはりには騙されません。
昼のむなしい美しさ、
昼のほこらかなかがやきは、
夜によつてまなざしをきよめられた者を
あざけりますが、
昼の燃えかがやく光の
きらめく明るさも
私たちの目をごまかすことはもうできません。

ついでに、こちらも
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ワアグナア「さすらいのオランダ人 タンホイザア」 岩波文庫

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ワアグナア「ベエトオヴェンまいり  他三篇」 岩波文庫

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ワーグナア「芸術と革命 他四篇」 岩波文庫

…というわけで、以上4冊が、モバサム41認定「岩波文庫ベスト・セレクション」の第一弾です
思えば、2009年5月3日の記事で(なーんにも考えずに)blog開設4周年、あるいは300記事突破記念として予告した新企画「岩波文庫ベスト・セレクション」でしたが、第一弾を発表するまでになんと2年半以上もかかってしまいました
当blogの内部はホントに時空間が歪んじゃってます
なので、私の力ではもうどうにもなりません(笑)

せっかく新企画を披露するからには、もうちょっとウィットに富んだコメントなりを付け加えてもいいのではという意見があるかもしれませんが、そんなことを要求されちゃったら、時空間はますます歪み、すぐに2、3年また経過してしまうので、ここはやはりストイックに粛々と進行することにいたします
代わりに、大昔の読書カード(フィクション以外の本については、読書カードを作って、作品の要旨などを記録していました)が出てきたので、それを貼り付けておきますね
「芸術と革命」についてです

ギリシャ芸術⇔近代芸術
・ギリシャ…芸術は公衆芸術、芸術自身のため 生活は奴隷が
・キリスト教…奴隷の生蔑視―(奴隷状態からの脱出努力)→絶対的支配の要求=専制
・現代…奴隷の生蔑視―(奴隷状態からの脱出努力)→金銭欲
     すべての人間が奴隷に 芸術は手工業に⇔純粋な芸術は革命的
・未来の芸術←革命=力←自然(⇔文化=人間否定)
 国民性の一切の限界を超越した自由な人類の精神包含 生活は機械が
 革命と芸術の目的=強く美しい人間

まあ、誰でもワグナーに心惹かれる時期がある…若気の至り、ということで容赦していただければ幸いです

今日の1曲
以前紹介した曲ばかりですみません
Tristana 「トリスターナ」/ Saint Just
http://www.youtube.com/watch?v=VJSEurSw2dE
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サン・ジュスト「湖畔の家


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