赤い魔物

「赤いシリーズ」…ではありません

回顧展へ行って参りました

中村誠の資生堂　美人を創る
2014.6.3-6.29
SHISEIDO GALLERY

もちろん、山口小夜子が目当て

中村誠は、山口小夜子について「彼女の美しさは化粧ではなく『気粧』の美しさである」と語っていました
また、彼は制作にあたって「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感。誇張して言うと『人間の存在感と心』」が現れることを大切にしていたそうです

中村誠が手がけた大型ポスターが勢揃い
モデル別だと山口小夜子がやはり最多で、全部で１０枚
圧巻でした

「資生堂香水　舞」　1978年


「資生堂香水　舞」　1984年


「資生堂香水　琴」　1985年


「資生堂香水　すずろ」　1981年


「資生堂香水　禅」　1984年


「資生堂香水　レーブダムール」　1982年


「資生堂香水　むらさき」　1982年


ベスト・オブ・ベストは、「禅」でしょうか
パーツで言うと…白目かな（笑）
彼女の白目はどこまでもどこまでも透き通るようで、その美しさは尋常ではありません
漆黒と紅との対比で一層引き立つのかもしれません


私のデザイン表現の大半は、女性美をテーマとしたものである。
ことに人間の体の一部である目の表情には無限の美しさが秘められていると思う。

今日の１曲
Trauma~memory in red / SUGIZO
https://www.youtube.com/watch?v=aP8Z8ea2OYs
赤い魔物が出現
震えおののきます

music from the original motion picture Soundtrack

関連記事
Pandora's Box
小夜子の魅力学

コメント 2

懐かしい
by makimaki (2014-06-25 16:34) 

makimaki さん、いつもありがとうございます。
小夜子は「若者たちの神々」の一人でしたね。
by モバサム41 (2014-06-26 01:34)