SSブログ

ホテル・カリフォルニア [ミュージック]




以前の記事「シェキナベイベー」に続いて、またまた他力本願(私が書く記事はすべて他力本願という説もあります)…
「折々のことば」ベスト・セレクション第2弾です
シェキナベイベー」では、内田裕也や古着屋店員さん、湯川れい子、ストーンズ等の発する音楽関連のことばが際立っていたので、今回はIt's Only Music (But I Like It)、ズバリ音楽にフォーカスして選んでみました

折々のことば 797
How many deaths will it take till he knows that too many people have died?
ボブ・ディラン
oriori797'.jpg
「いったいどれだけの人が死ねば、あまりに多くの人を亡くしたと悟るのだろう」。それは非業の死を告げる紙切れ? だが、墜ちてきても誰も拾おうとせず、またどこかへ舞ってゆく。知らされても誰も正視せず、答えは宙に浮いたまま。取り返しのつかない事態がその後に? 半世紀経っても今を歌っているかのよう。米国の歌手の曲「風に吹かれて」から。
2017.6.28

折々のことば 834
グルーヴする瞬間というのは、プレイヤー同士が互いに相手のことをおもんばかって我慢に我慢をかさねているとき……なんだ。
大野雄二
oriori834'.jpg
グルーヴは、たまらなく気持ちがいいという、昔の「イカす」、今の「ヤバい」に近いちょっと神がかりなノリのこと。そういうときは普段どおりやっても凄い演奏になるのだが、誰かが一人勝手に興奮してこらえきれないと、演奏は破綻してボロボロになると、作曲家・ジャズピアニストは言う。『ルパン三世 ジャズノート&DVD』から。
2017.8.5

折々のことば 1097
生まれて初めてヘビメタのコンサートに行き、最高だったわ
70代の女性
oriori1097'.jpg
似た者同士が集う狭い人間関係の外へ出ようと、行く場所、会う人、食べ物まで、コンピューターに無作為に選ばせるソフトを開発した米国のIT芸術家、M・ホーキンスさん。それを試した女性からのコメント。本紙3月31日朝刊から。人の感覚にはどんな隙間があるかわからない。辛抱ばかりの人生だったわが祖母は、血まみれのプロレスのテレビ中継に齧りついていた。
2018.5.2

折々のことば 1111
自由の本質的なデカさが、ハンパないの
友川カズキ
oriori1111'.jpg
その一点で詩人の北村透谷やアナキストの大杉栄辻潤に惹かれると、フォーク歌手は言う。「自分を見捨てることすらできる才能。本当にひとりぼっちになっちゃえる才能」が凄いと。人生の枠は大きすぎるくらいがいい。重要なのは、そこに自分を放り投げ「ジタバタする」こと、その疼きの中からそれを超える何かを掴みだすこと。痛いが眩しい。『友川カズキ独自録』から。
2018.5.17

折々のことば 1228
何かを失い始めると、急スピードですべてを失ってゆくのね
ジェーン・バーキン
oriori1228'.jpg
70歳を過ぎた今も囁くような声で歌い続けるフレンチポップスの歌手は、過去の夫との破局をふり返り、こう語る。「あたりまえ」と思っていたことも、ちょっとした油断であっけなく崩れる。幸福は日々の繕いがあってかろうじてもつ。同じことはきっと、社風についても、政治家や官僚の規矩や矜持についても言える。作家・山口路子の『ジェーン・バーキンの言葉』から。
2018.9.15

折々のことば 1283
大阪は音楽の町なんですね。だって、ドで始まり、ドで終わる。
東京のタクシードライバー
oriroi1283'.jpg
車の中で町名の話になった。難波、船場など大阪の町名は濁音のものが多い。なかでも淀屋橋、道頓堀、堂島、道修町と「ド」の音が際立つと私が言うと、すかさずこう切り返した。音楽の話に持っていくところが凄い。京都を「はひふへほ」、大阪を「ばびぶべぼ」、神戸を「パピプペポ」と表現した雑誌記者もいた。音調が三都の気風をぴたり伝える。他の都市も音で知りたい。
2018.11.10

そして…

折々のことば 946
You can check out any time you like, but you can never leave
イーグルス
oriori946'.jpg
「チェックアウトはいつでもできるが、ここを去ることはついにできない」。米国のロックバンドの代表曲「ホテル・カリフォルニア」から。1960年代末のカウンターカルチャーの高揚を虚しく懐かしむだけのこの場所からは誰も抜け出せない。一度入ったら出られなくなる現象は至るところにある。最近では、金融緩和政策の出口が見えない状況をさして「ホテル・カリフォルニア化」と言うらしい。
2017.11.28

さらに…

天声人語にも登場してしまいました
tensei171227'.jpg
米国のバンド、イーグルスが1990年代に再結成し、来日した時の観客の言葉が、紙面にあった。「『ホテル・カリフォルニア』のイントロが始まったとたん、私は19の時に戻っていた」。そして当時訪れたロサンゼルスの風景が、目の前に浮かんできたと
あの物悲しいギターの旋律がよみがえる方もおられよう。耳にしたとたん、昔に引き戻される。そんなイントロが誰にも一つや二つ、あるのではないか。しかし、これからは事情が違ってきそうだ。ポピュラー音楽の前奏が大幅に短くなっているという
米オハイオ州立大の研究者が過去30年のヒット曲を分析したところ、イントロ部分の平均時間は、86年には20秒以上あったのに、2015年には5秒にまで縮まっていた。興味を早めに引こうとして、すぐに歌い始める傾向があるという
レコードやCDを買い、1曲目から聴いていたのは今や昔。ネット上の音楽は、数秒で気に入らなければ簡単に別の曲に変えられる。短めの前奏は、耳の争奪戦に勝つための工夫なのだろう。イントロを飛ばして聞く人すらいるという
イントロにあたるものは、おそらく暮らしのなかにもある。1日の始まりに、窓を開けて光と風を入れる。仕事の前に1杯のコーヒーを飲む。師走の慌ただしさのなかでも、前奏は大切にしたい
久しぶりに聴いたホテル・カリフォルニアのイントロは50秒ほどだった。その時間を惜しむのは、文化的に進化しているのか、それとも退化しているのか。
2017.12.27

今日の1曲
この曲の登場は、やはり一つの「事件」だったのでしょう
Hotel California「ホテル・カリフォルニア」 / Eagles 1976年
https://www.youtube.com/watch?v=MGhMdT_C-vQ
hc2'.jpg
ホテル・カリフォルニア 40周年記念デラックス・エディション
まだ開封すらしておりませんが…(笑)

P.S.私は、グレン・フライでもドン・ヘンリーでもなく、ランディ・マイズナー派です
そこで、今日のもう1曲
邦題が結構恥ずかしいです(笑)
Try And Love Again「素晴らしい愛をもう一度」 / Eagles 1976年
https://www.youtube.com/watch?v=vHagLoUuajc



コメント(2) 
共通テーマ:音楽

コメント 2

sknys

新作アルバムの収録時間が極端に短くなっている。
30分前後の新譜も珍しくない。
収録曲数が少ないというわけではなく、1曲の演奏時間が短いのだ。
たとえば、Mitskiの《Be The Cowboy》(Dead Oceans)は14曲・33分。
アナログ盤ブームの影響かと思っていましたが、ネット配信だったのね。

P.S. 還暦を迎えたケイトさまのリマスター・ボックスがリリースされます。
Part I(7CD)とPart II(11CD)の2箱!‥‥初リマスターを含む
前期ボックスは買いですが^^;
https://www.amazon.co.jp/Remastered-Part-1/dp/B07HPZ9F43

by sknys (2018-11-11 13:04) 

モバサム41

sknysさん、コメントありがとうございます
私はシングル盤重視の立場なので、曲は短い方がありがたいです
ただ、イントロはビシッと決めて欲しいものです
by モバサム41 (2018-11-18 00:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

2018年のフランケンシュタインANEMONE ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。