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ファースト・4・イヤーズ 1973-1977 [ミュージック]




「最初の4年間」

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ヴァージン・レコード:ファースト・4・イヤーズ 1973-1977
LOSING OUR VIRGINITY
THE FIRST 4 YEARS '73-'77
ヴァージン・レコード40周年記念コンピレーション・シリーズ
マイク・オールドフィールドから始まったヴァージン・レコード最初の4年間を支えた楽曲を40曲収録。

DISC ONE
01 マイク・オールドフィールド / チューブラー・ベルズ (TWO SIDES EXCERPT)
02 ファウスト / クラウトロック
03 ゴング / ザ・ポット・ヘッド・ピクシーズ
04 スティーヴ.ヨークス・キャメロ・パーダリス / アイル・ビー・ホーム
05 スティーヴ.ヨークス・キャメロ・パーダリス / ウーマンズ・リブ・ソング
06 ケヴィン・コイン / マーリーン
07 ヘンリー・カウ / ティーンビート (REPRISE)
08 ファウスト / ジギー・スマイル (ALTERNATIVE VERSION)
09 ケヴィン・コイン / イーストボーン・レイディーズ
10 リンク・レイ / アイム・ソー・グラッド、アイム・ソー・プラウド
11 ゴング / アイ・ネヴァー・グリッド・ビフォー
12 キャプテン・ビーフハート / アポン・ザ・マイ・オー・マイ
13 クラウス・シュルツ / サム・ヴェルヴェット・フェイジング
DISC TWO
01 ロバート・ワイアット / アイム・ア・ビリーバー
02 コーマスフレッド・フリス / ダウン(ライク・ア・ムービー・スター)
03 フレッド・フリス / グラス C/W スティール
04 ロバート・ワイアット / イエスタデイ・マン
05 ハットフィールド・アンド・ノース / レッツ・イート(リアル・スーン)
06 デヴィッド・ベッドフォード / アン・エクストラクト・フロム・スターズ・エンド
07 エッグ / リング・アウト・ザ・グラウンド(ルースリー・ナウ)
08 アイバー・カトラー / アイ・ビリーヴ・イン・バグズ
09 キャプテン・ビーフハート / ミラー・マン (LIVE)
10 マラード / ロード・トゥ・モロッコ
11 トム・ニューマン / サッド・シング
12 クリアライト / エクストラクト・フロム・クリアライト・シンフォニー・パート1
13 ハットフィールド・アンド・ノース / フィッター・ストーク・ハズ・ア・バス
14 ボクサー / ヒップ・キス
DISC THREE
01 スティーヴ・ヒレッジ / ザ・サーモン・ソング
02 ホワイト・ノイズ / アン・エクストラクト・フロム・ホワイト・ノイズ2
03 ヘンリー・カウ/スラップ・ハッピー / ウォー
04 ウィグワム / フレディ・アー・ユー・レディ
05 エドガー・フローゼ / エクストラクト・フロム・エプシロン・イン・マレージアン・ペール
06 デヴィッド・ベッドフォード / ザ・リオ・グランデ
07 トム・ニューマン / ドント・トリート・ユア・ウーマン・バッド
08 アイバー・カトラー / ザ・ダーティ・ディナー
09 デヴィッド・アレン&エウテルペ / ワイズ・マン・イン・ユア・ハート
10 マイク・オールドフィールド / ファースト・エクスカーション
11 スティーヴ・ヒレッジ / イッツ・オール・トゥー・マッチ
12 カン / サイレント・ナイト
13 カン / ドント・セイ・ノー

3枚組で計40曲、すべてプログレやられたら(過去に「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・ヒストリー~甦る情景」という先例がありますが)、その唯我独尊具合は強烈、対するリスナーは間違いなく石化、こりゃ敵わんぞ…と警戒しましたが、あくまで「時代別」がメインの選抜基準だったようで、70年代前半の素朴なポップ・チューンやサイケでアヴァンギャルドな楽曲を間にはさみ、バランスが良くなりめりはりも効き、退屈せずに(笑)最後まで聴き通すことができました
ライナー(by ポール・セクストン)によると、ヴァージン・レコードの懐の深さは、プログレだけに限らず、あらゆる異端的なミュージシャンたちを惹きつけたようで、その辺はリチャード・ブランソンのビジネス・パートナー、サイモン・ドレイパーの手腕も大きかったようです

ただ、ヴァージンの誇るプログレ多国籍軍団(ジャーマン・ロックのファウスト、カン、フレンチのゴング、北欧フィンランドのウィグワム、クリアライト)は、タンジェリン・ドリーム(エドガー・フローゼとクラウス・シュルツのソロ作品は収められていますが)とアシュラが抜け落ちていて、権利関係など大人の事情があるのかもしれませんが、残念でなりません
前回紹介した『ベスト・オブ・ヴァージン・レコード』には、
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タンジェリンの『フェードラ』ジャケットが掲載されていたので、きっと登場すると信じていたのですが…

ここで5曲紹介します
DISC ONE から
Giggly Smile (Alternative Version) 「ジギー・スマイル」/ Faust
https://www.youtube.com/watch?v=_MyxC76M5B4
ファウストのアルバム『ファウスト・テープス(4)』はカタログ番号V2004、マイク・オールドフィールドの『チューブラー・ベルズ』(カタログ番号はV2001)と同時発売でした

DISC TWO からは3曲
Sad Sing 「サッド・シング」/ Tom Newman
https://www.youtube.com/watch?v=n3176LHAmMc
ヴァージン創世期に関わったトム・ニューマン
牧歌的だけどサイケな味わいもある妙な曲で、心に残ります

Extract from Clearlight Symphony Part One 「エクストラクト・フロム・クリアライト・シンフォニー・パート1」/ Clearlight
https://www.youtube.com/watch?v=MUbmXLa9qOQ
おフランスらしからぬ正統派プログレのクリアライト
「正統派」なんで、この曲が収録されているアルバムでは収録曲がたったの2曲(A 面・B 面各1曲)という暴挙を平然とやらかしてます
パート1 からの抜粋となっていますが、2nd Movement の中盤から(上記動画では29分位から)の抜粋で、唸り弾けるキーボード群(ピアノ、ハモンド・オルガン、アナログ・シンセ、メロトロン等)の競演で、大いに盛り上がります
アルバム・ジャケットは怪奇趣味です

Hip Kiss 「ヒップ・キス」/ Boxer
https://www.youtube.com/watch?v=YXg_dBrZgSk
ボクサーの1st アルバムはエロ・ジャケだったのでよく覚えています
でも、中身の方は記憶になし
こんなに(英国特有)ひねりの効いた良いバンドだったとは…ぜひとも再評価が必要です

DISC THREE から
It's All Too Much 「イッツ・オール・トゥ・マッチ」/ Steve Hillage
https://www.youtube.com/watch?v=gpYgU5u2ogQ
もちろん、ビートルズ、ジョージ・ハリスンの曲
アレンジもそのまんまですが、原曲があまりに良過ぎるんだってことで紹介しておきます


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