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70's AMERICAN HARD part1 [ミュージック]

うちは、純粋な音楽blogですが(笑)、
どうしてもブリティッシュ・ロック寄りの記事が多くなってしまうことを反省
今回は、「70年代アメリカン・ハード・ロック」にスポットを当ててみました
ま、そんなに深く考えてのことではありません(いつものことだが…)
ちょうど先月号のレコード・コレクターズ誌で特集組んでたので、簡単にインスパイアドされちまいました
もちろん、苦手な分野ではありません
かつてBillboardのチャート・マニアだったってことは、どっかで告白したかと思いますが…ま、日常聴いてたのがこの手の音だってことです

で、さっそく、「70年代」、「アメリカン」、「ハード」という3要素を基準にして、20大バンドを選抜してみましたが…これが、なかなかの難作業
当blogが、単なる懐古系ではなく、Young Person's Guideともなっている(?)という使命も考慮、なるべくヒネリ(=個人的なバイアス)は控えたつもりですが、結果は果たしてどうでしょうか…(笑)

それから…
「70年代」ってことで、当然のことなのかもしれませんが、死者が続出します
でも、切りがないんで追悼の辞は述べません
当blog内では、時間の進行が歪み空間も裂け死者も奈落の底から蘇るってことで、よろしくお願いします

もう一つ
お手軽に編集盤(ベスト盤)で済ませちゃってるアーティストもいますが、それはご容赦を

では、行きます
まずは、やっぱりこのバンドから
1.グランド・ファンク・レイルロード(GFR)
30周年記念アンソロジー
“We're An American Band”と名乗っちゃったからには、筆頭に持って来ないわけにはいきません
ロックンロールの原初形態、ロックが生まれてくる瞬間の「マグマ」を体現したバンド、GFR
一瞬ですが、ツェッペリン越えを果たしました
1971年の来日公演「嵐の後楽園球場」は伝説化(観てないけどね)
ただし、没落するのも早く、一時はCDが1枚も出てないって事態も…
最近ようやくオリジナル盤の紙ジャケ化となりましたが…価格が3,000円…う~ん(以下省略)

GFRのこの1曲は、やっぱりこれ
We're An American Band 「アメリカン・バンド」 1973年
後期GFRの出発点
トッド・ラングレンがプロデュースした、いわば「加工品」ですが、それでも、このイントロは…満点!
http://www.youtube.com/watch?v=Y21kkW5czIw

当時、3大アメリカン・バンドと言われた、残りの2つ、シカゴとスリー・ドッグ・ナイトは予選敗退です…

続いて

(上)オール・ザ・ベスト・コレクション
(中)グレイテスト・ヒッツ
(下)栄光のマウンテン

2.クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)
曲は、Up Around The Bend 「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」 1970年
CCRにはもっと有名な曲がいっぱいありますが、個人的なお勧めはこれ
いかにも70年代初頭っていう音で、勢いがあります
残念ながら、CCRの映像ないんで…特別ゲスト、この人たちでどうぞ(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=LMiY-oQxmtk

3.ジェームス・ギャング
Walk Away 「ウォーク・アウェイ」 1971年
この曲は、初めて聴いたのはジョー・ウォルシュの75年の「ライヴ
ジョーがイーグルス加入の前に在籍したのが、ジェームス・ギャング(トミー・ボーリンなんかも一時在籍)
イーグルスではあまり目立ちませんが、彼の才能はやはりすごい
ソロでのヒット曲もいくつか持っているし
フーのピート・タウンジェントにも匹敵するのでは…
http://www.youtube.com/watch?v=5JG-TmFKw2s
イーグルス、それからドゥービーも予選敗退です…

4.マウンテン
Don't Look Around 「ドント・ルック・アラウンド」 1971年
マウンテンと来たら、巨漢ギタリストのレスリー・ウェストが有名ですが、サウンドも重い、重い…
そう、ロック=体重です
残念ながら映像は…と思ったらありました
http://www.youtube.com/watch?v=lESDcpHT5kY
印象的なジャケットもどうぞ
勝利への登攀(2nd)
ナンタケット・スレイライド(3rd)
フニクリ・フニクラを歌いたくなります(笑)

次は、ソロ・アーティストを2人

(上)グレイテスト・ヒッツ
(下)アウト・オブ・コントロール

5.アリス・クーパー
School's Out 「スクールズ・アウト」 1972年
アメリカン・グラムと来たらこの人
見るからにいかがわしい人ですが、後続アーティストに与えた影響は絶大です
http://www.youtube.com/watch?v=Ib84GZVz2g4
2大ゾンビの競演もどうぞ…
http://www.youtube.com/watch?v=urCzheuxJn0

6.テッド・ニュージェント
Cat Scratch Fever 「傷だらけの野獣」 1977年
「野獣」と来たらこの人
見るからにおっかなそうな人ですが、態度のデカさも特筆もの
来日時の足をテーブルの上にデーンと伸ばしてふんぞり返ってインタビューを受けるその姿に…ロック・ミュージシャンたるもの、こうでなくっちゃ、と妙に感心したものです
http://www.youtube.com/watch?v=QDSMGExl-Q8
手下にトミー・ショウ(ex.スティクス)とジャック・ブレイズ(ex.ナイト・レンジャー)を引き連れて…
http://www.youtube.com/watch?v=eWOynH65XHQ

なんてたってアイドル?

(左)ラズベリーズ明日を生きようサイド3素晴らしき再出発
(右)フォトメーカー・コレクション

7.ラズベリーズ
Ecstasy 「君に首ったけ」 1973年
類まれなメロディ・メイカーであるエリック・カルメンを輩出したラズベリーズ
アイドルの3要素(ルックスの良さ、お揃いのユニフォーム、ジャケット写真の笑顔)を満たしちゃってるんで、ロック・ファンからは冷遇視されがちですが…
でも、彼らは正真正銘のロック・バンド
お願いだから、「パワー・ポップ」と呼ばないで…
↓この映像は貴重? 曲は「トゥナイト」です
http://www.youtube.com/watch?v=nuAy4VjfDlY
↓こちらは、エリックの88年のソロ・ヒット
http://www.youtube.com/watch?v=KFNW_IDfNfk
しかし、なんで他人の曲を歌わないといけないのか…ま、ヒットしたからいいか~

8.フォトメーカー
Where Have You Been All My Life 「どこにも行かないで」 1978年
ラズベリーズのウォーリー・ブライソンと元ラスカルズのメンバーが合体
どんなサウンドになるかと思ったら、やっぱりパワー・ポップ…じゃなかった、飛びっきりの歌謡ロックに仕上がりました
でも、見事に売れなかった…(チャートでは、シングルが81位、アルバムは88位が最高)
で、当然のごとく映像は残ってません
代わりにジャケットを
売れなかった割りには、なぜかジャケットは有名です…
フォトメイカー(1st)
ハイ・コントラスト(2nd)
浦島太郎…

9.アンブロージア

(上)アンブロージア
(下)遙かなるロスの灯
Holdin' On To Yesterday 「涙のイエスタデイ」は前に紹介したんで、今回はこれ
同じく1stアルバムから、Lover Arrive 「ラヴァー・アライヴ」 1975年
牧歌的な大バラードです
コアなハード・ロック・ファンからは怒鳴られそうですが…知ったこっちゃありません(笑)
アンブロージアは、うちのblogには割と登場
ま、アメリカ唯一の(?)プログレ・バンドってことで、ご容赦お願いします
デビュー・アルバムのエンジニアは、ぜひともピンク・フロイドの「狂気」を手がけたこの人に、ってことでアラン・パーソンズが担当します
ところが、3rdアルバムの「遙かなるロスの灯」からは、あっさり方向転換
AORのヒット曲を連発してしまいます…そう、「勝てば官軍」です
↓AOR時代(映ってるのは別人なんで、音だけどうぞ)
http://www.youtube.com/watch?v=0m76R7HF_GM
う~ん、名曲

10.エアロスミス

(左)パンドラの箱
(右)紙ジャケで闇夜のヘヴィ・ロックロックスドロー・ザ・ライングレイテスト・ヒッツ
忘れちゃいけません、彼らも「野獣」系でした
1曲に絞るのは一苦労でしたが、この曲(やはり、この邦題でないと落ち着きません)
Toys In The Attic 「闇夜のヘヴィ・ロック」 1975年

当初エアロは、(メジャー過ぎるので)予選落ちのはずだったんですが…エアロ抜きだとあまりにこじんまりしちゃうってことで、急遽1軍復帰
でも、少し権威化しすぎちゃったかな、という気はします
だって、出てきた当初は、(外見から)ストーンズのパロディって程度の扱いでしかなかったもの
http://www.youtube.com/watch?v=bI_QUPDvYik
アンプラグドで迫力ないんで、こちらもどうぞ↓
http://www.youtube.com/watch?v=OdgjgABXbpo
戦いが始まる…

というわけで、一気に行くつもりでしたが、力尽きたのでリタイア
後半に続く
いよいよ疾風怒濤の産業ロック篇(?)です

P.S.
YouTubeは、すぐリンク切れするんで、メンテナンスが大変です










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コメント 8

おかあかです

あれっ? 誰も来てないの? こんなにおもしろいのに?
モバ様、今回も正面玄関からお邪魔します(^^;)
CCRの特別代打.... 私の為に若かりし日のプリンスを選んで下さり、
ありがとうございます。
2大ゾンビの共演もあわせて、懐かしすぎますp(>_<)q!!
ちなみにゾンビの曲、私が以前、ブログに書いたアルバムに入っていて、
ピアノがビリー・ジョエル、ギターがブライアン・セッツァー。
そこにサブボーカルがクーパーおやじと言う、ちょっとバブリーな
香りの漂う、物凄い参加者の曲だったんです。
しかし、よく見つけてきますね、こんな○イナーなPV....(^^;)
久々に....基、いつもながら脱帽です。続きが楽しみ(^m^)♪
by おかあかです (2006-05-15 18:33) 

モバサム41

おかあかさん、コメントありがとうございます。
ソネブロは4時頃まで(毎度おなじみの)メンテで、今日は人通りが少ないです。
Up Around The Bendは、YouTubeで検索したらたまたま見つかりました。
ハノイがやっているとは全く知りませんでした(笑)
YouTubeネタ飽きないんで、しばらくは続けます。
by モバサム41 (2006-05-15 23:18) 

SKY1

 グランドファンクのアメリカンバンドは、かなり後ですが良く聞きました。結局ドット・ラングレンがおいしい所は自分でいただいちゃう所が好きです。
 アンブロージアは知りませんでした。ローリングストーンレコードガイドで調べてみます。ピンクフロイドは先日DVDを借りました、「狂気」が出来るまで、みたいなドキュメンタリーでしたが、良かったです。アランパーソンズはポールマッカートニーの「ワイルドライフ」のエンジニアもしていてビックリしました。
by SKY1 (2006-05-16 22:12) 

モバサム41

おのこうさん、コメント&nice!ありがとうございます。
トッドはオーバープロデュース気味なんで、アーティスト側と一悶着起こることが多いです。
リヴ・タイラーは…芸能ネタは止めときます(笑)
by モバサム41 (2006-05-17 08:01) 

masa63

今でもグランド・ファンク・レイルロードとマウンテンは聴いてます。
2大ゾンビの競演は鳥肌立ちました。(笑)
by masa63 (2006-05-17 10:47) 

モバサム41

おお、まだ聴いてますか。
「やかましさ」と「重さ」で勝負ですね。
ゾンビは、バカバカしいですが、存在感はさすがです。
by モバサム41 (2006-05-18 00:12) 

モバサム41さん、なんだかスゴイです(^^)!

>うちは、純粋な音楽blogですが(笑)、

そうですよね?そう思っていましたよ・・・(ん?)
by (2006-05-18 22:39) 

モバサム41

mokuseiさん、いつもありがとうございます。
純粋なんですが…反則も多用します(笑)
by モバサム41 (2006-05-19 00:17) 

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