The Golden Bough「金枝篇」 [ブック]
今回は蔵書の紹介です
フレイザーの「金枝篇」です
なんでこんな大昔に読んだ本を引っ張りだしてきたかというと、アニメ「交響詩篇エウレカセブン」の登場人物がこれを読んでるんですよ
じゃ、いい年して、なんで「エウレカセブン」など見ているかというと、それはうちの娘がEurekaだからです
で、「金枝篇」に話を戻して、
民俗学・文化人類学の古典としてあまりに有名ですが…
ま、極めて乱暴に一言で片づけちゃえば、「王殺し」の理論とでも言いましょうか
「エウレカセブン」も、どうやらこの言葉がキーワードになりそうな展開です
以下、「金枝篇」の中から気に入ったフレーズを紹介しておくと(勝手な解釈もありますが)
…未来のために現在を犠牲にし、また彼岸的で永遠的な満足のために刹那的で直接的な誘惑を排除する力こそ、崇高な英雄的資質を創り出す…
…真理とは、結局最もよく機能することのわかった仮説にすぎない…
…あらゆる宗教がその独特の音楽を持っており、信条の相違は楽譜の中に表明されている…
そうそう、文化人類学つながりでもう一つ
余談ですが、思い出しました
レヴィ・ストロースの「悲しき熱帯」を読んで、それからはジーンズをイタリアもの(BALLやCLOSED)からリーバイス(Levi Strauss)製に変えたんだった
(今ではユニクロですが…トホホ)
えっ、何?
映画「地獄の黙示録」(原作はコンラッド「闇の奥」)のカーツ大佐も、「金枝篇」を読んでたって?
というわけで、今日の1曲
The End「ジ・エンド」/The Doors
ハートに火をつけて/ドアーズ
あ、ホントだ、レヴィ=ストロースさんのお話、出てますね。(^_^) カレはまだご健在で、新作を書いているといううわさが...。(^_^;)
by ちぇぶらさん (2005-10-15 03:36)
南海の大決戦(サルトル対レヴィ・ストロース)も予定してます(笑)
by モバサム41 (2005-10-15 07:39)