エルロック･オルメスの冒険

つなぎ第2弾です

著作権法違反なのは充分わかってるんですが、このまま人知れず消滅させてしまうのはやっぱり忍びない、ってことで紹介しておきます

エルロック･オルメスです(エルロック･ショルメスではありません)
本の探検マガジンBOOKMAN 第10号(1984年発行)に掲載されました
あなたは、この漫画がどれだけ解読できますか?

「エルロック･オルメスの冒険」 PART1 青色の研究
P.1

P.2

ついでに、「シャーロック･ホームズ原画大全」から
もちろん、"Study in Scarlet" 「緋色の研究」です

解読の試み
(他に何か気づいたら教えてください)
P.1
1コマ目
アルフレート･クービン「対極 デーモンの幻想」
アルフレート･クビーン「裏面 ある幻想的な物語」
トマス･ピンチョン「V. (1)、(2)」
カフカ「変身」
4コマ目
メアリ･ウルストンクラフト「女性の権利の擁護 政治および道徳問題の批判をこめて」など
メアリ･ウルストンクラフト･ゴドウィン(メアリ･シェリー)「フランケンシュタイン」
P.2
1コマ目
トマス･ピンチョン「重力の虹 (1)、(2)」
3コマ目
ウィリアム･ギャス「アメリカの果ての果て」
5コマ目
ドナルド･バーセルミ「雪白姫」など
ジョン・バース「旅路の果て」など
ウィリアム･バロウズ「ソフトマシーン」など
6コマ目
エラリイ･クイーン「ダブル･ダブル」
エラリイ･クイーン「フォックス家の殺人」
7コマ目
ホセ･ドノソ「夜のみだらな鳥」
マヌエル･プイグ「リタ・ヘイワースの背信」
スティーヴン･キング「刑務所のリタ･ヘイワース」
8コマ目
フアン･ルルフォ「ペドロ･パラモ」

このうち何冊読んだか、ですか?
もちろん、カフカとメアリ･シェリーは読みました
でも、アメリカ現代文学は苦手だし、ブームも去って(?)今じゃなかなか手に入らないし…
一応、「雪白姫」と「ソフトマシーン」は持ってます(笑)

今日の1曲
Enola Gay 「エノラ･ゲイの悲劇」/Orchestral Manoeuvres in the Dark
リタ･ヘイワースのピンナップ写真は、広島に原爆を投下したB29爆撃機エノラ･ゲイの操縦席にも貼られていました

ニュー･ベスト･オブ･OMD

• アーティスト: OMD
• 出版社/メーカー: EMIミュージック･ジャパン
• 発売日: 1998/10/28
• メディア: CD

動画は…覚悟を決めて見てください
http://www.youtube.com/watch?v=G1J6MPsUYwM&feature=related

コメント 4

モバサムさん、こんばんは。
クービンの『対極』と『裏面』は同じ本（異名同本）みたいですよ。
面白そうなので読んでみようかな。

壁の蜘蛛たちが「Ｖ」字になっている！
ピンチョンの『Ｖ.』は傑作ですね。
女性に対する過大な幻想（？）が渦巻いているけれど、
26歳で書いたことを思えば仰天のデビュー作でしょう＾＾;

ピエール・カミ『ルーフォック・オルメスの冒険』（出帆社 1976）　
トンマーゾ・ランドルフィ『カフカの父親』（国書刊行会 1996）
by sknys (2008-02-12 20:30) 

「対極」と「裏面」は中身同じみたいですね（「さかしま」も内容おんなじだったりして…笑）
「裏面」がクビーン作ってのもなかなかいいです。
「オルメス」ってただのフランス語読みかと思ってたので、「ルーフォック・オルメスの冒険」なんてのが存在するのは知りませんでした。
ご紹介ありがとうございます。
それにしても、絶版が多いのは参ります。
あんなに流行ったラテン文学だって、生残りはボルヘス、マルケス、辛うじてプイグくらいだもんな…
とりあえず、「ペドロ･パラモ」は最近重版が出たみたいなので買っときます。
by モバサム41 (2008-02-12 22:30) 

アルフレート・クビーンの『裏面』（白水Uブックス）が復刊にゃん＾＾
（http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=07198）
by sknys (2015-03-09 23:15) 

おお、ご紹介ありがとうございます。
クービンの『対極』ではなく、クビーンの『裏面』の方ですね（笑）
早速手に入れなくては。
ただし、いつ読めるかは予測が立ちません。
マイリンクの『ゴーレム』（白水Uブックス）やナボコフの『青白い炎』（岩波文庫）も積読状態です。
by モバサム41 (2015-03-10 01:13)