ランボー [ブック]
多忙で困ったときには…お手軽引用記事です(笑)
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボーは、1854年10月20日、シャルルヴィルに生れ、物心ついた頃から、鼻持ちならぬ不良少年ぶりを示した。
木版画 by F.ヴァロトン
彼がパリに滞在したのは1870年から1871年までの短期間だった。彼はヴェルレーヌに従って英国に渡り、次いでベルギーに行った。彼らを別れさせた小さな誤解の後、ランボーは世界を駆け巡り、あらゆる職を転々とした。オランダ軍の兵士となり、ストックホルムのロワッセ・サーカスで切符切りをし、キプロス島で商売をし、アラルで貿易商となり、次いでアフリカのガルダフュイ岬では、友人のヴィットリオ・ピカ氏が、皮革商人のランボーを見かけたようである。
荒々しい喜びや野生的な冒険、激しい人生でないものをすべて軽蔑したこの詩人は、他に例を見ない特異な人間だが、自らの意志で詩を放棄したようである。
彼が亡くなったのは1891年の暮であるが、『遺稿集』に纏められた彼の真作と認められる作品に、1873年以降のものはないらしい。彼がまだ本当に幼い頃の詩は未だ才能に乏しいが、17歳を過ぎてからのランボーは独創性を勝ち得、少なくともその作品は天才の名をとどめるものであろう。彼は解りにくく、風変わりで不条理である。真面目さは少しも無く、女性的、少女的性格を持ち、生まれながらに意地が悪く凶暴なランボーは、好きにはなれぬが興味を引くと言った才能を持つ人間である。彼の作品の幾ページかには、規則正しく疣が並んだ蟇や、美しい梅毒、また夜の11時の赤い城などを見たときに感ずるような、そういう種類の美の印象を与えるところがある。
…様々な問題点を考慮に入れたとしても、これは相当な人物である。なぜならば才能は、醜行をも高貴なものと化すからである。
小林秀雄訳の「地獄の季節」の改版が出たようです
といっても、字を大きくしただけみたいですが(岩波文庫の読者、つまり、お年寄りのために…)
さて、
ここで唐突ですが…
戦場でも、自宅でも、音楽を―。
ランボー 最後の戦場 × USEN♪ 出かけよう music AirBee!
(相変わらずのピンボケ写真、申し訳ありません…)
漢の激辛明太子味
ラン棒 × うまい棒
ランボー 最後の戦場
5.24 ROADSHOW
http://mainichi.jp/enta/cinema/news/20080424mog00m200010000c.html
オチも二番煎じで誠に申し訳ありません
地球にやさしい持続可能な循環型blogということで、大目に見てやってください(笑)
引用は、こちらからです
仮面の書
レミ・ド・グールモン
フランス世紀末文学叢書 ⅩⅤ
国書刊行会
参考のために…
季刊 『幻想文学』 第13号(1985年12月15日発行) に掲載された広告です
今日の1曲
Baron Noir 「黒い男爵」/Arthur H
ヴィデオないので、代わりにこんなところで我慢してくださいね(新曲かな?)
http://www.youtube.com/watch?v=KfWJR-c_HLA
モバサムさん、こんばんは。
ランボーさんも「バートルビー症候群」の1人ですね^^
「ズートルビー」じゃないですよ、念のため。
《今年1年の、いや、いっそのこと、
今世紀10年のベスト翻訳書に挙げてしまおう》(鴻巣 友季子)。
(http://book.asahi.com/review/TKY200804290079.html)
アルフレート・クービンの『対極──デーモンの幻想』を読みました。
某区K図書館の書庫(閉架図書)の中で眠っていたのだ^^;
by sknys (2008-05-18 23:31)
sknysさん、コメントどうも。
ビートルジュース…じゃなかった、「バートルビーと仲間たち」なかなか面白そうですね。
出し惜しみなしの、怪獣総進撃、妖怪大戦争みたいな作品は大好物です。
最後に生き残るのは誰ですか?(…そういう話ではない?)
by モバサム41 (2008-05-19 00:39)