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ブラッド&グリッター [ミュージック]



オークションやりくり日記 初日(おお、新シリーズ!)

「万物には必ず持ち主に当たる者がいて、たまたま離れ離れになっていたとしても、やがてはその本来の、そして正統な主に巡り合う宿命にある」

…というわけで、ついに巡り合ってしまいました
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ミック・ロック 『ブラッド&グリッター』 グラフィック社 2002年
定価3,300円(税別)→相場8,000円前後→オークション落札価格3,980円(他に送料等648円)

実際に手にして初めてわかりましたが、この本って洋書に日本語カバーをつけただけだったんですね
おかげで、1分もかからずに「読了」してしまいました

中の写真は、ミック・ロックの公式サイトでほとんど見ることができますが、なんだか不完全燃焼なので(笑)、おせっかいかとは思いますがモバサム41選りすぐりの作品をここに掲載しておきます

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デイヴィッド・ボウイとミック・ロンソン 1973
「ボウイ様」は表紙も独占しちゃってるんで割愛しても良かったんですが、お供の人のために載せておきます

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シド・バレット 1969
この頃から、すでに死相が…

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ルー・リードとニコ 1975

「ロッキー・ホラー・ショー」から
ティム・カリー(フランクン博士)とリチャード・オブライエン(召使のせむし男) 1974
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すでに午前1時。雨がぱらぱらと陰気に窓を打ち、蝋燭は今にも燃えつきようとする、そのとき、なかば消えかけた微かな光に、わたしは生き物のどんより黄色い目がひらくのを見たのです。それは重く息をつき、痙攣が手足を走りました。
メアリー・シェリー 『フランケンシュタイン』 1818年

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デイヴ・ヒル(スレイド) 1973

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ブライアン・コノリー(スイート) 1973
ご冥福をお祈りします

「グラムは、メークアップであり、鏡のような煌びやかさであり、アンドロジニーであった。それは自己陶酔的、強迫観念的、退廃的で、また破壊的。ボヘミアンのようでもあり、不思議に将来を先取りしていた。『時計じかけのオレンジ』に出会ったオスカー・ワイルド。グリッターが産んだ突然変異の落とし子。でも、グリッターが火花のような気晴らしだったのに対して、グラムは女装したアナーキーだった。セクシーで、グラマラスであることを限界まで極めた世界だった。」

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コックニー・レベル 1974

「それはヒッピーがついに死に絶えた時代。本当のロックンロールの到来だった。しかもファッション、アート、シアターであり、それがライフスタイルそのものだった。ゲイ、ストレート、マルチセクシャルが混在していた。すごく興味をそそられるとともに、いかがわしくもあった。皆が深い仲になり、相手構わずキスをし合い、そして家に連れ帰った。すべての類の倒錯願望がほとばしり、新体験が次々と押し寄せた時代だった。まったく自堕落そのもので、可笑しいぐらいキャンプだった。」

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ロキシー・ミュージック 1975
エディ・ジョブソン在籍時ですが…エディにカーリーは似合わん
オマケでジョン・ウェットンもいたりします(やっぱり変な髪形…)

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クイーン 1974
まあ、彼らも載せないわけにはいかないでしょ

イギーも出さないわけにはいかないので…
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ARTWORK : RAW POWERED 2001
この人も分身の術を使うようです

「終わることがないと思われた時代だった。今ではあまりに遠くなりすぎて、まるで夢のような時代。しかし、それは夢ではなかった。これらの写真がその証拠だ。」――ミック・ロック

今日の1曲
All The Young Dudes 「すべての若き野郎ども」/Mott The Hoople
http://www.youtube.com/watch?v=GiF7I56m0BY&feature=related
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モット・ザ・フープル 1972
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黄金の軌跡(モット・ザ・フープル物語)

し、しまった~
ヤフオクで検索して今頃気づいたのですが、2003年に東京都写真美術館で開催された「ROCK'N'ROLL EYE ミック・ロック写真展」で図録が存在したようです
カタログ・コレクターの私が見逃すなんてありえないのですが…
会場には、そんなものなかったけど…
とりあえず、何とか手に入れて確認してみます
「本物」なら、必ず「巡り合う宿命にある」はずですから


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