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ゲンスブールと女たち [ムービー]




うかつです(…毎度のことですが)
Bunkamura ル・シネマで7月3日まで公開していたのに、見逃してしまいました
もうこうなると、情報不感症というより、アンテナ1本も立たずの情報電波圏外というしかありません
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公式サイトは、こちら
トレイラーは、こちら

まあ、この手の音楽映画って監督の想い入れが強烈過ぎて、置き去りをくらうことがほとんどなので、過度の期待は禁物なんですが
それでも、俳優さんたちの役への成りきり度・そっくり度を眺めるだけでも、(話のネタにはなりそうなので、)元は十分取れるかなという気になります
特に、今回はエリック・エルモスニーノの不細工ぶりが見事だったので(後から気づきましたが)、じゃあ、B.B.やJ.B.など「女たち」の出来はどうだったの? と期待値は大膨張
さらに、(これも後から気づきましたが)、「女たち」がセルジュに捧げたコメントを読むと…

彼は私にとって人生のすべてでした。
それは永遠に変わらないでしょう。
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――ジェーン・バーキン

それはまるで夢のような、無我夢中の恋でした。
彼と恋に落ちた夜以来、私には、
彼以外の男性は存在しませんでした。
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――ブリジット・バルドー

あの男は誰?あれがゲンスブール?
悪い男だって言われてるけど、とても感じのいい男じゃない。
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――エディット・ピアフ

彼の台詞で、とても素敵な言葉を覚えているわ。
君と一緒に楽しみたい、というところを、
君と一緒にクソみたいに退屈したいんだ、って。
愛の告白としては最高でしょう。
こんなこと言われたら、誰も断れないわ。
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――カトリーヌ・ドヌーヴ

彼には人間の卑しさが全くなくて、
真理を見抜く素晴らしい目をもっていました。
彼が描いた絵をプレゼントしてもらいましたが、
それは優しさに溢れ、今でも大切にとってあります。
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――ジュリエット・グレコ

私は暗くて孤独な少女で、二十歳になっても
赤ん坊のように何も知らなかった。
私は彼の言葉やスタイルが好きだったの。
最高にモダンだったから。
ほかの誰よりも彼の曲を歌う喜びを感じていたわ。
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――フランス・ギャル

彼が醜男と言われているのが今だに理解できません。
彼は昔からその身ぶりが美しかったし、
とても上品で、まるでプリンスのようでした。
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――アンナ・カリーナ

彼には存在自体に純粋な魅力がありました。
それは、やたらベタベタと魅力を振り撒く男なんかとは
全く違う魅力でした。
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――イザベル・アジャーニ

彼と会った運命の日、
何か喋るたびに話を壊すんじゃないかと怖かった。
セルジュが私に一曲書いていいですか?と聞いた時、
自分の耳が信じられなかった。
有頂天になって思わず、
ウィ、ウィ、ウィ!って叫びたかったわ。
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――ヴァネッサ・パラディ

…男として冷静にコメントするのは非常に難しいので、ノー・コメントとさせていただきます

なお、使用画像の出典ですが、
エディット・ピアフは、『シャンソン歴史物語~フランスのディープ・ソング』から
その他は、『ゲンスブールを歌う女たち』から、です

さて、せめてもの罪滅ぼしに、こちらを購入しました
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ゲンスブールと女たち
その人生を綴った夢見るような映画から生まれた魔法の絨毯
デカダンでポップな世界に酔いながらセルジュの魅力を堪能できる
映画使用曲をセルジュのオリジナルと、「女たち」の歌唱で楽しめる豪華2枚組

DISC 1
1. メロディのワルツ
2. ジェーンB.~私という女(ジェーン・バーキン)
3. エンジェルの死
4. ボードレール
5. 唇によだれ
6. メスのカバ・イポポダム
7. フリードランドの義足
8. 酒飲み(ボリス・ヴィアン)
9. イントキシケイティッド・マン
10. リラの門の切符切り
11. ラ・ジャヴァネーズ
12. おかしなタイプライター
13. ベビー・ポップ(フランス・ギャル)
14. ガラスの墓標
15. 誰がインで誰がアウト
16. イニシャルB.B.
17. ボニーとクライド(セルジュ・ゲンスブール&ブリジット・バルドー)
18. ハーレー・ダヴィッドソン(ブリジット・バルドー)
DISC 2
1. ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール)
2. コミック・ストリップ
3. カナリアはバルコニーに(ジェーン・バーキン&セルジュ・ゲンスブール)
4. 69はエロな年
5. メロディ・ネルソンのバラード
6. メロディ
7. 特別ホテル
8. あなたとランデヴー(ジョルジュ・ブラッサンス)
9. ナチ・ロック
10. フラッシュ・フォワード
11. 祖国の子供たちへ
12. ラヴ・オン・ザ・ビート
13. メロディについて
14. ラ・ジャヴァネーズ(ジュリエット・グレコ)
15. レモン・インセスト(セルジュ・ゲンスブール&シャルロット・ゲンスブール)
16. バビロンの妖精(ジェーン・バーキン)
17. 煙が目にしみる

この中から今日の1曲ですが…
セルジュの最後のパートナーであるバンブーの雄叫び入りということで、こちらです 
Love On The Beat 「ラヴ・オン・ザ・ビート」/ Serge Gainsbourg
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http://www.youtube.com/watch?v=o1ONRpYDkhA

「女たち」をもう一人紹介するのを忘れていました
この人です
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ラヴ・オン・ザ・ビート
セルジュというと、無頼派、反逆児といったイメージですが、実はフェミニンで優しい人だったのかもしれません
この女装姿が表わしているように


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コメント 2

sknys

モバサムさん、こんばんは。
ジェーン・バーキンは大震災直後に自腹で来日して、
無料ライヴと募金活動をしたらしい。
娘は母親が日本へ行くことに反対したというけれど‥‥。

池袋WAVEの閉店セールでゲンスブールのトリビュート盤を買いましたが、
まさかWAVEが倒産(自己破産)するとは!
その悲報で「さようならWAVE」の閲覧数が増えていたのね^^;
by sknys (2011-08-11 22:55) 

モバサム41

sknysさん、コメントありがとうございます。
相変わらず自分の記事の宣伝をされていますね(笑)
まあ、確かに、WAVE倒産はショックです。
これで収まればいいのですが、HMVもTOWERレコードもネット・ショップのポイントを大幅改悪してますから、心配です。
sknysさんに閉店セールの買い漁りをされないよう祈るばかりです。
by モバサム41 (2011-08-18 00:32) 

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