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パンク&ニュー・ウェイヴ 1976-1979 [ミュージック]




NEVER TRUST A HIPPY
PUNK & NEW EAVE '76-'79
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ヴァージン・レコード:パンク&ニュー・ウェイヴ 1976-1979
ヴァージン・レコード40周年記念コンピレーション・シリーズ
セックス・ピストルズをはじめとするパンクやレゲエ等1976-1979年の楽曲を40曲収録。

DISC ONE
01 U-ロイ / ランナウェイ・ガール
02 マイティ・ダイアモンズ / アイ・ニード・ア・ルーフ
03 ジョニー・クラーク / クレイジー・ボールド・ヘッド
04 U-ロイ / ウェア・ユー・トゥ・ザ・ボール
05 ジョニー・クラーク / ルーツ、ナッティ・ルーツ、ナッティ・コンゴ
06 セックス・ピストルズ / ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
07 ルーガレーター / ラヴ・アンド・ザ・シングル・ガール
08 アヴァント・ガーデナー / ガッタ・ターン・バック
09 ジョン・ドゥーイ / ブリティッシュ・ツーリスト(アイ・ヘイト・ザ・ダッチ)
10 セックス・ピストルズ / 拝啓EMI殿
11 セックス・ピストルズ / ボディーズ
12 XTC / サイエンス・フリクション
13 X・レイ・スペックス / オー・ボンデージ、アップ・ユアーズ!
14 ペネトレイション / ドント・ディクテイト
15 ジュリー・コヴィントン / オンリー・ウィメン・ブリード
DISC TWO
01 イエロー・ドッグ / ジャスト・ワン・モア・ナイト
02 マガジン / ショット・バイ・ボウス・サイズ
03 マガジン / ザ・ライト・ポアーズ・アウト・オブ・ミー
04 ペネトレイション / ファイアリング・スクワッド
05 ウィルコ・ジョンソン・ソリッド・センダーズ / ウォーキング・オン・ジ・エッジ
06 ザ・モーターズ / エアポート
07 タッパ・ズーキー / シー・ウォント・ア・フェンシック(デンジャラス・ウーマン)
08 ビッグ・ユース / マーカス・ガーヴィー・デレッド
09 リントン・クウェシ・ジョンソン / ドレッド・ビート&ブラッド
10 タッパ・ズーキー / オー・ロード
11 ザ・モーターズ / フォーゲット・アバウト・ユー
12 ザ・フライング・リザーズ / サマータイム・ブルース
DISC THREE
01 パブリック・イメージ・リミテッド / パブリック・イメージ
02 ザ・メンバーズ / ザ・サウンド・オブ・ザ・サバーブズ
03 ザ・スキッズ / イントゥ・ザ・ヴァレー
04 ザ・メンバーズ / オフショア・バンキング・ビジネス
05 ザ・ラッツ / バビロンズ・バーニング
06 ジェーン・エア・アンド・ザ・ベルベダーズ / コール・ミー・エヴリ・ナイト
07 ザ・フライング・リザーズ / マネー
08 ローカル・オペレーター / プレッシャー・ゾーン
09 ザ・ラッツ / サムシング・ザット・アイ・セッド
10 XTC / メイキング・プランズ・フォー・ナイフェル
11 ジェーン・エア・アンド・ザ・ベルベダーズ / ブレイキング・ダウン・ザ・ウォールズ・オブ・ハートエイク
12 ザ・ピラニアンズ / スペース・インヴェーダーズ
13 ザ・スキッズ / ワーキング・フォー・ザ・ヤンキー・ダラー

最多登場アーティストはセックス・ピストルズで3曲(PiLも含めると4曲)
世間的にはパンク=ピストルズと言い切っても許されちゃうでしょうから、このVIP待遇は当然なのでしょう
そこで…
得意の長文引用(笑)
レコード・コレクターズ2013年2月号「洋楽マン列伝No.34」、同3月号「洋楽マン列伝No.35」より、日本コロムビアでピストルズを担当した本間孝男氏のインタビューです
日本コロムビアがヴァージン・レコードと契約する辺りから引用しておきます

――ヴァージンとの契約は?
1974年かな。『チューブラー・ベルズ』がマイク・オールドフィールド本人の抵抗むなしく映画『エクソシスト』に使われて、大ヒットしてました。でも契約したはいいが、マイク以外はゴングとか、カンタベリー派と呼ばれるジャズ、フュージョン的要素の強いハットフィールド&ザ・ノースとかしかない。ドイツのファウストとか。売りづらいのばっかり。私が本格的に宣伝をやったのはタンジェリン・ドリームの『フェードラ』や『ストラトフィア(浪漫)』。シンセサイザー・ミュージックとして楽器系、ミュージシャン系の雑誌に取り上げてもらえました。

――でもタンジェリン・ドリームには、『ニュー・ミュージック・マガジン』では中村とうようさんが0点をつけました(笑)。
バック・カタログ4枚のうちの1枚が0点。こちらも「とうようさん、やるわ」って(笑)。新作じゃないからすごくショックということではなかったですね。大仰なタイトルにもとうようさんはカチンと来たかもしれません。同僚がつけたんですけど。元はドイツ語の“Zeit”。“時”ですね。それを『われら、時の深淵より叫びぬ!』って。私なら『時』1字にしたかな。

個人的には大笑いしてしまいました
さて、いよいよピストルズの登場です

――そういう(注:当時コロムビアではゴダイゴも洋楽扱いで大ヒットを連発していた)最中にセックス・ピストルズ『勝手にしやがれ』もやったわけですね。
マルコム・マクラレンの事務所グリッター・ベストからピストルズの売り込みが来て、話題になってて面白そうだったから、ヴァージンを飛び越して直接契約した。アルバムを10万枚近く売らないとリクープしないくらいのアドヴァンス金額でした。その後ヴァージンはビクターに移ったけど、ピストルズの権利は3年間はコロムビアにあった。
(途中省略)
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ピストルズは面白かった。これほど話題になるアーティストってないです。ジェイミー・レイドのアートワークは非常にラディカル。ロゴも脅迫状の作り方ですよね。ファッション的にも一世を風靡した。音も最高でした。だって一級のディレクターが二人もついてる。まずクリス・トーマスがシングル盤「アナーキー・イン・ザ・UK」「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」のディレクター。もう一人はビル・プライス。その前にニルソンの「ウイザウト・ユー」で、16トラックを3台重ねて非常に複雑なミックスをやった。そういうすごいエンジニアのビルと、ミュージシャン側に立ったクリス。二人がかりで時間をかけてものすごい精密な録音をした。
「ゴッド…」は民間放送連盟で「不敬な曲」と放送禁止。同時に禁止になったのはセルジュ・ゲンズブールの「ジュ・テーム」でした。そっちは猥褻。その記事を持って放送局に行って、「この曲はかけられないんですけども」なんて言って「プリティ・ヴェイカント」か「アナーキー…」の方をかけてもらった。
ただし、社内ではものすごい叩かれた。特に帯のピンづけの女王陛下の写真とか。「絶対に使ってはならない」って。僕は部長と言い争って、部長の机をガンッと叩いて、そのまんまテアトル東京に行って、『スター・ウォーズ』を見ました(笑)。
タイトル("Never Mind The Bollocks")の元ネタはもちろんゴダールの59年の映画『勝手にしやがれ』です。沢田研二さんも同じ77年発売のシングル盤で先に使ってますけど、どうしても使いたかったんです。65年の『気狂いピエロ』でダイナマイトを頭につけて自爆してしまうベルモンドのイメージも重ねたいなと思って。ジュリーの曲とどっちが後に残るんだろうなあと思いながらつけたんです。結局は両方残ってますけども。原題『ネヴァー・マインド・ザ・ボロックス』のボロックスの意味はキンタマとか。これをカタカナで書いても全然面白くないんで、やっぱり何か邦題つけなきゃいけない。で、そうなるとこれかなあと。
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(途中省略)
ピストルズは最初聞いたとき「いい感じだな」って思ったんですよ。こういう作り方ってありだなと。特に「プリティ・ヴェイカント」。エルヴィスから培ってきた自分のポップの物差しと照らし合わせても、これはいい、これは残るだろうなって。「アナーキー・イン・ザ・UK」も相当よくできてました。

――で、海外取材もそこから始まったと。
ええ。媒体に海外に行ってもらう取材は難しかったんです。飛行機だけで40~50万円かかりましたから。でもピストルズの時は「他と違うものが欲しい」との声に応えようと、思い切って『平凡パンチ』の方に「飛行機一人分はうちで出します。取材していただけませんか」と。そしたら平凡出版がもう一人分出して『アンアン』との共同取材にしてくれた。パンクのデザイナー、ヴィヴィアン・ウェストウッドの取材を『アンアン』、キングス・ロードのパンク取材は『パンチ』。ピストルズのスケジュールも押さえた。コロムビアからは誰も行かずマルコム・マクラレンの事務所グリッター・ベスト任せで、空港のお迎えもなし。レコード会社が丁寧にお膳立てする海外取材はその後の話です。

――取材や撮影にトラブルはなかったんですか。
なかった。時間通りで。「態度悪いよねえ、みんな」みたいな話は出たけど。それは演技ですからね。

あまりに長い引用なので、ついに力尽きてしまいました(笑)
続き(つまり、PiLの部分)は次回持ち越しとさせていただきます
ヴァージン・レコード40周年記念編集盤についてまだ何も触れていないような気もするので、せめて選りすぐりの何曲かも紹介させていただきます
なお、以前の記事「拝啓EMIミュージック殿」で『勝手にしやがれ』について「このアルバムは、ただもう勢いだけで作ってしまった…「青年の主張」のような作品ですから」とコメントしましたが、事実の誤認があった…いや、解釈に微妙なずれがあったということで(あっさりと)コメントは撤回させていただきます


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コメント 4

sknys

スキャンダラスで暴力的なSex Pistolsには当時ドン引きしました^^
パンクよりもニュー・ウェイヴの方が好きなので、
このラインアップだと、XTC、Magazine、The Flying Lizardsなどを愛聴。

パンクはロックの1ジャンルとして定着しているし、
ニュー・ウェイヴもGang Of FourやBlondieみたいに再結成して、今でもシブトく生き残っていますね。
洋楽リスナーもジジイやババアになっちゃった?
by sknys (2014-08-28 21:43) 

モバサム41

sknysさん、一括コメントありがとうございます
Sex Pistolsのスキャンダラスや暴力沙汰も演出だったということで、許してあげてくださいね。
洋楽リスナーだけでなく、みんながジジイやババアになるのです。
sknysさんも残った髪の毛を大切にしてください。
by モバサム41 (2014-09-07 22:56) 

ノラ・ミャオ

何と言ってもモーターズでしょう。これぞ奇跡のパワーポップ!!
奇跡の名曲2曲が2枚目に入っています!!
by ノラ・ミャオ (2014-12-18 00:34) 

モバサム41

ノラ・ミャオさん、コメントありがとうございます。
モーターズは、作曲能力が非常に高いですね。
モーターズには、一時ブラム・チャイコフスキーが在籍し、その後自身のバンド(バンド名も「ブラム・チャイコフスキー」)で「ガール・オブ・マイ・ドリームス」という名曲を出しています。
こちらもぜひ聞いてみてください。
by モバサム41 (2015-01-01 20:49) 

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