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70's AMERICAN HARD part2 [ミュージック]


ようやくpart2です

「70年代」、「アメリカン」、「ハード」という3要素を基準にして、20大アーティストを選抜してみようという企画でしたが…part1から間隔が4ヶ月以上も空いてしまいました
まあ、放置状態の企画は他にもいっぱいあるわけで、そんなに目くじら立てる(死語の世界)ほどのことでもないと思うんですが、っていうか、もうこうなったら中断・挫折した企画シリーズっていう企画だってやってもいいぞ~と開き直ったりもしている今日この頃です

さて、誰も覚えちゃいないと思うんで、お節介にもpart1のおさらいをしておきます
part1に登場したのは、
1.グランド・ファンク・レイルロード(GFR)
2.クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)
3.ジェームス・ギャング
4.マウンテン
5.アリス・クーパー
6.テッド・ニュージェント
7.ラズベリーズ
8.フォトメーカー
9.アンブロージア
10.エアロスミス

う~ん、なかなか妥当な選択ではないでしょうか(って、自分で言っておく)
で、残る10アーティストは…

(上)タロットの呪い
(下)パリス・デビュー!!

11.ブルー・オイスター・カルト(BÖC)
曲は、(Don't Fear) The Reaper 「死神」 1976年
日本のレコード会社(=ソニー)が、当時エアロよりもこのBOCに力を入れてるってことで、音楽評論家の故福田一郎氏が「ホンモノを売らなきゃいかん」って激怒されてたのが…今となっては懐かしいです
でも、BOCだっていいバンドでしたよ、エアロよりは知的(文学的)だし…
http://www.youtube.com/watch?v=NR7drupd-XY
そんな彼らもすでに忘れ去られて、遺されたのはこの迷曲くらい? ヤンキース松井選手のテーマです
http://www.youtube.com/watch?v=ltTX5OCzI_8

12.パリス
曲は、Starcage 「スターケイジ」 1976年
ボブ・ウェルチ率いるパリス
彼が脱退した後で、フリートウッド・マックが大ブレイクしちゃったという、悲運の人です
焼けっぱちになったのではないでしょうが、捨て身のハード・ロック攻撃かましてます
で、これがカッコいい!
日本ではそこそこ評判になりましたが…アメリカでは惨敗、全米アルバム・チャ-ト最高位103位
パリスの映像はないので、ソロ時代のヒット曲を(ソロでやっとヒットが出ました)
http://www.youtube.com/watch?v=-ArmGQoibR0
助っ人は、「ロック界の妖精」と「ロック界のコバンザメ」です
どうでもいいことですが、日本公演観てます、ボブ(ソロ)もマックも

KISSがらみで2組

(上)エンジェル(天使の美学)
(下)失われし魂

13.エンジェル
曲は、Rock'n Rollers 「ロックン・ローラーズ」 1975年
KISSはあっ気なく予選落ちしてしまいましたが、代わりに、ジーン・シモンズが発掘してKISSと同じカサブランカ・レコードからデビューしたこの人たちを
知らないなんて言ったら、「ロック史 in Japan」赤点、再テストです
当時は、ロック御三家に匹敵するような凄まじい人気でした
確か…相原コージのマンガにも登場したくらい
ここで、アイドルの3要素の修正版です
ルックスいいのは当たり前なんで、さらにプラスほんのり薄化粧(中性的なイメージ)、お揃いのユニフォーム(天使の白装束)、そして自分たちのテーマ曲あり(「エンジェルのテーマ」)、といったところでしょうか
アメリカでは…アルバム・チャ-ト最高位156位、惨敗でした
http://www.youtube.com/watch?v=8n07qiAo1lM
↑うわ~、すごい映像が残ってました、感動です
白いタイツが眩しい…

14.ニュー・イングランド
曲はこれしかない、Don't Ever Wanna Lose Ya 「失われし魂」 1979年
KISSのポール・スタンレーがプロデュース
音は、いわゆる「ハード・プログレ」ってやつで、個人的には一番好きな音です(笑)
そう、キーボードがポイントで、あの時代特有の響きを聞かせてくれちゃいます
http://www.youtube.com/watch?v=IelYhIJVeWg
う~ん、名曲、エイジアの3倍はイイ!

15.スティクス
70年代スティクスは、9thアルバム「コーナーストーン」まで
もちろん、完全制覇しておりますが、写真はレアなところで日本未発売の1st(アナログ盤)を
Styx
まあ、ピークは、大いなる幻影=「グランド・イリュージョン」あたりでしょうが…
曲は、「分岐点」から、Suite Madame Blue 「スイート・マダム・ブルー」 1975年
http://www.youtube.com/watch?v=1AkHALgHnwo
ドラマチック過ぎて赤面モノ(ヴィデオは、一番盛り上がる後半の「アメリカ~♪」のコーラスがカット…)、とても素面では聞けません(笑)
はい、日本公演観てます

こちらも、アメリカン・ハード・プログレ
16.カンサス
伝承
カンサスは、意外と80年代の「ドラスティック・メジャース」あたりがお気に入りなんですが、ここは70年代ということでやはりこの曲
Carry On Wayward Son 「伝承」 1976年
http://www.youtube.com/watch?v=CB17uWuBrL0
洗練さとは無縁、とてももっさりとした(笑)名曲です
これのシングル・ヴァージョン探してます

17.ハート 

(左上)ドリームボート・アニー
(右上)リトル・クイーン
(左下)マガジン
(右下)ドッグ&バタフライ
苦難を乗り越えてつかんだ栄光ですから80年代の活躍を否定はしませんが、彼女たちはやはり70年代
曲は、Crazy On You 「クレイジー・オン・ユー」 1976年
http://www.youtube.com/watch?v=LTdyH36RgnU
鳥肌モノの映像です
ナンシーの初々しいプレイ、お得意の足上げポーズも見られるし、アンは細身なのにすでに貫禄十分だし(笑)、脱退しちゃったマイク・フィッシャー(ナンシーの元カレ)もいるし
あっ、ハートも日本公演観てます

ニューウェーブ系を2組

(左上)錯乱のドライヴ
(左下)錯乱のドライヴ(デラックス・エディション)
(右上)マーキー・ムーン
(右下)マーキー・ムーン(紙ジャケ)

18.カーズ
カーズはワンパターンなようで意外と球種は豊富です
アンディ・ウォーホル一派(?)で、アメリカのバンドでは珍しく美意識所有(笑)
そっくりさんが二人いたことでも有名です
リック・オケイセック→シーナ&ロケッツの鮎川誠
ベンジャミン・オール→クイーンのロジャー・テイラー
曲は、Just What I Needed 「燃える欲望」 1978年
http://www.youtube.com/watch?v=KAHAeNQ0ck8
トッド・ラングレンの参加したニュー・カーズは…
http://www.youtube.com/watch?v=wMdu8i02Iao
断じて認めません

19.テレヴィジョン
テレヴィジョンは、もう何回か出演してるんで…
絡みつくギターだけでなく、トム・ヴェルレーヌ君の酔っ払い納豆ヴォーカルも魅力です
曲は、やはりMarquee Moon 「マーキー・ムーン」 1978年
http://www.youtube.com/watch?v=kDrLzeAMqOw
↑映像は1993年のものです

20.タイクーン
最後の締めくくりもアメリカン・ハード・プログレで
1979年にデビュー、前途有望な大型新人だと思ったんですが…結局、一発屋で終わってしまいました
Tycoon
曲はこれしかなない、Such A Woman 「サッチ・ア・ウーマン」 1979年
全米シングル・チャートの26位まで上昇するスマッシュ・ヒット
イントロが強烈でした
映像は…あるわけないか
写真は国内アナログ盤アルバム(邦題は「大君」…)ですが、もちろん、シングル盤も持ってます

ってなわけで、無事(?)20大アーティストの選抜が終了しましたが、さらにさらに、敢えて70年代のベスト・オブ・ベストを独断と偏見で決めてみると…
曲は、Don't Ever Wanna Lose Ya 「失われし魂」
アーティストでは、スティクス…かな

そんな、MobileSamurai41認定70年代No.1バンドのスティクスも、今は昔、すっかり忘れ去られて…三途の川を渡り冥界に堕ちてしまいました
やはり、この曲だけはやるんじゃなかった…
http://www.youtube.com/watch?v=Pq3VSgfoCYQ
はい、恥ずかしさNo.1です、エンジェルの白タイツよりも…
…ドモ

P.S.
10/5(木)にセミナーを実施します
それに備えてしばらく山にこもり魔球の開発に努めます(笑)
その間外回りができず内勤のみとなりますが、ご了承ください


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masa63

師匠、ご無沙汰しておりました。素晴らしい♪
エンジェルのタワーが見れるとは・・・・感動です!
youtubeで貴重な映像を山ほど見せていただきました。
ハートは関連サイトでバラクーダを見つけて歓喜しております。
パート3もよろしくお願いしますね。
by masa63 (2006-09-26 23:43) 

モバサム41

こちらこそご無沙汰しており申し訳ありません。
エンジェルは、私も映像が残っているとは思いませんでした。
YouTubeさまさまです。
by モバサム41 (2006-09-27 21:22) 

sknys

モバサムさん、こんばんは。
Tom Verlaine‥‥仏語読みすると「ヴェルレーヌ」。
言わずと知れたNYパンク超新星 Televisionのリーダー。
彼のイニシャル(頭文字)からTVと名付けたんでしょうね。

記事には「紙ジャケ」とだけ書かれていますが、
《Marquee Moon》(Rhino 2003)はボーナス・トラック5曲を加えた
リマスター決定盤!
タイトル曲はオリジナル・アナログ盤より1分近く長いのだ。

今年16年振りに2枚のアルバム(歌もの+インスト)を同時にリリース
‥‥先週、渋谷で《Songs And Other Things》(輸入盤)を
買って来たばかりです^^
by sknys (2006-09-28 01:47) 

モバサム41

記事に書くのは忘れましたが、テレヴィジョン、それからカーズの(デラックス・エディション)も、ライノ(レコード)がからんでます。
ちょっぴり後悔しているのは、テレヴィジョンの紙ジャケ、2ndを買わなかったこと…
そう言えば、最近久々に新譜出してる人が多いです。
うちの守備範囲で言うと、シャルロット・ゲインズブール、スパークス…
by モバサム41 (2006-09-28 23:10) 

モバサム41

やくもさん、nice!ありがとうございます
by モバサム41 (2006-10-01 23:29) 

夢影博士

こんばんは。昨日はコメントありがとうございました。
アメリカン・ハードとフレンチですか…広いですね。パリスは渋谷陽一が絶賛してたんですよね。私はマックは『枯れ木』の頃が大好きです。去年のソニック・ユースのアルバムが、もろ、あの作品へのオマージュでしたね。
『レココレ』今月号の特集の余波で、フリーのボックスを聴いています。
でも私の最愛のバンドは、ロキシー・ミュージックとモダン・ラヴァーズです…
初期ロキシーは、けっこうジュサブローしてますよ。
by 夢影博士 (2006-10-16 23:16) 

モバサム41

夢影博士さん、コメントありがとうございます。
本来はやはりブリティッシュ派で、普段あまり取り上げないということでアメリカン特集をやってみました。
初期ロキシーは、かなりあくが強いですよね。モダン・ラヴァーズには、確かカーズのデヴィッド・ロビンスンが在籍してましたっけ。
by モバサム41 (2006-10-17 00:14) 

夢影博士

(TBできてなかったようで、失礼いたしました)
カーズ、本当にかっこいいバンドでしたね! 2枚組みのアンソロジーに収録のイギー・ポップのFuntimeが好きです。Magicなど、じつはキンクスな要素があったりして、ブリティッシュ好きも首肯させるセンスです。
わたしはチープ・トリックも好きですよ。
by 夢影博士 (2006-10-17 18:20) 

モバサム41

本文にも書きましたが、カーズは、アメリカ勢では珍しくオシャレでアートな雰囲気も持ち合わせていました(PVには、アンディ・ウォーホルも出演)
日本でも、もっと評価されていいバンドですね。
2枚組アンソロジーは、やはりライノ編集です。
by モバサム41 (2006-10-17 22:39) 

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